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あれもしたい これもしたいで 何もしないで 今年もおわり
2011.12.13 Tuesday | category:日々是好日
あと2週間もすれば平成23年、西暦2011年、皇紀2671年も終わります。
みなさんはこの1年間を楽しく過ごせましたか。仕事が順調にいったり、新しい家族が生まれたり、素晴らしい言葉や本と出合ったり・・・また一方で、目まぐるしく変わる世界の動きになかなかついていけずに悩んだり、大事な人や生き物を失くしたりしたことで心がなかなか晴れない人もいるのでしょうね。
そんな時には写真展にでも足を運び、時空を超えた世界をのぞいたりして過ごしてみるのも一興でしょう。19世紀後半から20世紀前半にかけ急速な変化を遂げていくヨーロッパの都市の様相をドキュメントした7人の写真家の「ストリート・ライフ」が都写美で10日から始まっています。また、日本の新進作家たちの作品も同時期に展示されており、デジタル時代の中にあって写真の原点を真摯に模索しつづける写真家たちの心の風景を検証することができます。
どうしてワン公たちは、しりを嗅ぎたがるの
2011.11.03 Thursday | category:日々是好日

昔、昔、その昔のオハナシ。内緒のことですが、特別にお知らせしておきます。
最近ある本から手に入れたマル秘情報です。
ワン公たちは実は話しをすることができます。
みなさん、知ってましたか。そして、人間の言葉も理解できます。
でも人前では絶対に会話している姿を見せません。
電信柱でくんくん他のワンのおしっこの確認したりしてまいますが、
みなさんは、その行為が他のどのワンが自分のテリトリーを犯しているかを
調べているのだ、かけあうことである種コニュニケーションをとっているのだ、
とお考えでは・・・。
違うんですね。あれは人間どもを欺くことをわざとやっているのに
すぎません。
そもそもワン公たちの立場ですが、人間どもに従い、うまいことエサにありつくには
人間どもに素直に言うことを聞かないと追い出されてしまい、
自分たちで荒野をさ迷い、エサを探さねばならないという大変に面倒なことをしないと
空腹で倒れて死んでしまいます。
人間に逆らってはいけないのですな。
神様はワン公たちを特別に賢い生き物にしました。
人間のために役に立ち、なぐさめを与え、手助けをするように
作りました。そしてある忠告を与えました。
「おまえたちは賢く、話ができ、人間の言葉も分るが決して人間に
知られてはならぬぞ。よいな。
人間は誇り高く、警戒心も強い。自分たちだけが地球上で一番
頭がよく、音楽など楽しめるのも高等な自分たちだけだと考えている。
よいな、あまえたちはダンスが好きだ。
でもな、人間は自分たち以外に自分たちと同じように
ダンスを楽しんだり、会話する生き物がいることを
知ったら、今までのような生活は終わりになる。
おまえたちを警戒し、しまいに追い払うだろう。
せっかくの友好関係がすべて崩れ去り、すべてが
台無しになってしまう」
ある晩、すべての人間どもが集まって大パーティを開催、
食べ物にありつこうとワンたちもみなやってきて会場の外でたむろしていましたが、
中から聞こえてくる楽しそうな音楽のリズムについつい体を動かし始め、
踊りの輪もできましたが、立って踊るのに尻尾がどうしても邪魔となり、
尻尾をはずして傍らに積み上げ、そして踊りに夢中になり始めました。
その気配に気づいた人間どもが会場から外に出てくるのをすぐに察知した
ワンたちは大慌て。尻尾の山から適当なやつを体につけて、何事も
なかったような振りをし、踊っていたことを知られずにうまいこと無事家路についたのですが、
慌ててつけた尻尾が自分のではないことに翌朝気づきました。
さあ、大変!
それ以来、他のワンに会うと、すぐに相手のお尻に回り、
尻尾の確認をしているのです。ず〜っと探す旅をしているのです。
分りましたね、あれはお尻を嗅いでいるのではないのです。
オレは船酔いしちゃうんだ
2011.10.31 Monday | category:日々是好日

旧友の個展で10数年ぶりに再会した知り合いから誘われたことがあります。横浜の港でのんびりと日向ぼっこしながら船の絵を描くことでした。「オレは船酔いしちゃうんで船に乗れないけど、船を見るのが大好きなんだ。どうだい、今度一緒に描かないか?」
そして送ってきてくれたのが上の絵です。港の風景が淡い色合いでハガキの裏に描かれていました。大仰にキャンバス立てて、というのではなく、郵便葉書を使って岸壁で遊んだ印象を友に送る・・・ブログやFBでデジ携帯写真を見せ合うのが流行っている訳ですが、このようなアナログチックで手をかけたものは本当に嬉しいものです。
真ん中は単独世界一周に挑戦していた77歳!の斉藤実さんが3年ぶりに横浜港に帰り、長旅の疲れを癒している斉藤さんの愛艇「酒呑(しゅてん)童子」。旧友は斉藤さんの言葉ー生きて帰ってきたよ。やっと終わった。77歳でもこんなことができる。みなさんも頑張って生きてくださいーが随分と励みになると話していました。
無寄港約10ヶ月の航海予定が、嵐だ、地震だでなんと3年に。死んでたまるか。必ず生きて帰るんだ・・・という強い意志。よき人生の先輩の一人ですね。その先輩の生き様に酔ったのがわが友人だったわけです。
絶望は、しない―わたし、難病女子
2011.10.29 Saturday | category:日々是好日
近所に天台宗の古刹寿福寺があり、山門前に説法が掲示されていてワン公散歩のサブルートなので時々足をとめ、日頃のわが身を省み、身を引き締めて、といっても散歩が終わる頃は忘れてしまいますが・・・、今日一日を清く正しく過ごすことを誓ったりします。
今朝のNHKの報道番組でエッセイ『困っているひと』を書いた大野更紗さんを取り上げていましたが、視聴している時に思い出したのが説法右側バージョンです。大野さんは聞いたことも無いような病名の難病、“皮膚筋炎・筋膜炎脂肪織炎症候群”に罹患しており、体を動かすと大変な痛みが起きてしまい、外出は無論のこと、家の中で家事をするのもままならない症状に日々苦しんでいらっしゃいます。今年6月に出版されたエッセイは既に14万部を超すベストセラーになったそうで、それを聞いただけでも少し救われる思いがしました。
一人で苦しむことをやめ、インターネットを使って自分の体験を語るうちに反響が広がり、書籍化が決まったそうです。ラジオ番組に出演したり、故郷郡山の本屋さんなどで震災の被災者などを相手に講演をしたりするうちに他人=ヒトに話すことの大切を痛感したそうです。
闘病の苦しみは去るわけではないにしても、社会に自ら働きかけることを通じ、自分の役割を見つけ、それを果たそうとする大野さんはとても強い人なのです。

秋深き隣は何をする人ぞ
2011.10.27 Thursday | category:日々是好日

どうやって数えるのか、登録者で言えば簡単に調べられるし、そんな数をいちいち発表しているのか、疑わしいし・・・。そう、今や常識となりつつあるfacebook人口のことです。でもいちいち数字を統計にしているサイトがあるのですね。本当かウソかわからねど、アメリカが1億5598万人、インドネシア4082万人、インド3800万人、ブラジル3000万人、英国も3000万人、フランス2324万人、ドイツ2163万人、渦中のリビアが・・・31万人、では日本はというと、594万人(意外にまだですね)。発祥国アメリカが群を抜いています。
さあ、あなたはその1/594万人でしょうか。
facebookでは「いいね!」をクリックすることで相手とお近づきになり、友達になり、その数が増えるにしたがって、私はひとりぢゃない、こんなに友人の輪を作っているんだもん・・・と安堵するわけです。また、昔の知り合いとfacebookで簡単に再会できたりするので、こんな便利なものはないとなります。こんなに人が簡単に集まるのなら・・・企業もどういうわけか、ちゃっかり宣伝媒体として活用を始めています。
この“同時多発世界的井戸端会議”で毎秒踊る文字や写真のほとんどは、美味しい食べ物やファッション、パーティーなどの様子をアピールした内容で、UPした途端にすぐに「いいね!」反応が次から次へと派生し、連鎖してお互いの行動を確認しあうというすさまじい忙しさとなってくるわけです。
と言いつつ、バスには乗り遅れまいと、不肖事務局も1/594万人となって必死に友達探しを始めました。以前に写真のワークショップに参加したK氏に友達申込みをしたら、すぐに「快諾返事ー「kさんがあなたの友達リクエストを承認しました」がメールで到着。なおかつ彼のメッセージも到着ー「ホルモンと高野節、秋の夜長に良いですね。楽しみにしてます。フェイスブックも良いですが、人間同士の付き合いが薄く成っていく気がします。」そこで即返答ー「おっしゃる通り。距離をおいて「友達」が増えているようです。泥臭く付き合いたいものです。」
ノアの箱舟と濡れた犬の鼻
2011.10.21 Friday | category:日々是好日

昔、聖書の時代、神がノアに、大洪水がくる前に船を作り家族を乗せ、そして見つけられる限りの種類の動物をつがいで集めて箱船に乗せ、洪水を乗り切り生き延びれば、そのものたちこそ、洪水後の新しい世代の親となる・・・と教えた。
最初に連れてこられたのが、つがいの犬だった。人間の古くからの友として賢く頼もしい存在ゆえに、船全体を監督する役目をノアから申し付かった。他の動物たちも続々と船に到着、力をあわせて航海の準備をしていたが、やがて雨が降りはじめ、犬は地上で働いていたものたちをみな船に戻し、水が大地を消し去る前に乗船も終了。
ところがある晩、一番下の船室で怯えたような動物達の啼き声に気づいた犬が下に降りると、船の横腹にあいた小さな穴から水が勢いよく流れ込んできているのを見つけた。雌犬に人の助けを求めるように指示した後、雄犬はヒツジのいる囲いに背中を押し付けて体を固定させ、深く息を吸い込み、穴に自分の鼻を押し込んだ。呼吸が苦しくなっても必死に踏ん張り続けていたが、しだいに意識が遠のいていったが、ようやく人間が到着、穴は無事ふさぐことができ、船の沈没を免れることができた。
神はその一部始終を見ていて、犬の献身的で賢明な働きがなければ、地球上のすべての生き物が滅びていたことを忘れないために、神は濡れた鼻を犬に与えた。それ以来、善良で勇敢な犬はみな濡れた鼻を持つようになった・・・
(文春文庫『犬があたなをこう変える』より抄録)
科学的な説明であれば、鼻の臭い細胞をきちんと働かせるために湿り気と同時に粘着性を持たせているため、と一言で片付けてしまいますが、ワン公の人との関わり様という観点から言えば、前出の聖書の寓話ほど分りやすく犬について物語るものはないでしょう。そうしてみると、今朝の朝サンポで出会ったワン公たちや不肖事務局のワンが濡れた鼻を高く高く見せたのも、ごく自然な振る舞いだったのかもしれません。
母さん、ボクも帰りたかった
2011.10.17 Monday | category:日々是好日
昨日南町田の病院に身内を見舞いに行った時に電車で読んだ本がこれ。 ワン馬鹿の不肖事務局への誕生日ギフトでしたが、ヴァンクーバー在住の大学教授スタンレー・コレンが著したワン公本で、「飼うなら雄?雌?」「犬の鼻はなぜ濡れているのか」「主人の帰りを待ち続ける犬たち」「犬と一緒に寝るときの心得」・・・そして「戦場の犬たち」。電車で読むにはうってつけの文庫本です。
この本をパラパラめぐり読みしているうちに段々と目頭が熱くなり、思わず目が潤んできてしまいました。ワン公たちの優れた嗅ぎ分け能力は周知のことですが、それがワン公たちが負わされる悲しい宿命の素因にもなっていることを、実は初めて、恥ずかしながら知ったからです。
第一次世界大戦では連合国だけで3万頭、第二次大戦ではアメリカだけで1万2000頭、朝鮮戦争では1500頭、ベトナム戦争では4000頭ものワン公が “参戦”、前方にいる敵兵を感知したり、地雷を見つけたり、傷ついた兵士を安全地帯まで引っ張ったり、荷物車を引いたり・・・。大車輪の活躍ぶりです。
ところが、このワン英雄達が、戦がひと度終息すると、実はほとんどが薬殺されていたのです。曰く「戦場にいた犬は病原菌を運ぶ恐れがある」「精神面でも徴発した家庭に戻すには危険だ」と。懸命に戦い、人間に尽くしても、身勝手な人間が用意していたご褒美はなんと毒だったのです。社会復帰のための訓練を受ければなんらの問題もなく故郷の、自分を愛してくれる家に戻れることを実証したのは、ごく最近のことだったとしてもです・・・。
気持ちのいい秋の陽光のもと、病院近くの南町田のグランベリーモールを飼い主と楽しそうに散歩しているワンたちは、この仲間のことを知らないだろうな。いや、その優れた探知能力で仲間の悲劇と身勝手な人間のことを既知のこととしているのかもしれない。それでも素直に従うのがワンの宿命と・・・。

lady walking
2011.10.14 Friday | category:日々是好日

2000メートルの高見での初めてのテント体験から大都会に戻った不肖事務局のワン公のアンヨです。帰京後1週間したら左前足をかばうような歩きになり、一日様子をみたものの次第に不安になり、今日ようやく碑文谷の名獣医さんの佐藤先生に診ていただきました。(今日は遠く町田の方から電車を乗り継いで来た飼い主の方もいました)
山道での激しい登り降りで関節の軟骨を痛め、関節炎を発症したと自分なりに考え、ネットであれこれ下勉強をしていくうちに、どの記事も怖いことばかり書いているので恐ろしくなり、頭が白くなっていくのが自分でも分り、これからのワン公犬生&飼い主人生を案じつつ佐藤先生の病院に到着。
不思議なもので不安はあっても、先生の声がドア越しに聞こえてくると、まだ受診前なのに安堵感が少しずつ自分の心の中で広がっていくのが感じられました。医者嫌いであまり厄介になっていない不肖事務局ですが、お医者さんという存在はまず心を鎮めてくれるのですね。
予断は許されませんが、休息を十分とり、階段の上り下りは負担なのでできるだけ避け、短めの散歩ぐらいは全然OKとのこと。ワン公のアンヨを上から下まで何度も何度もさすったり、曲げてみたりして診察、「顔つきは大丈夫だね」「ご飯食べてる?」 床で滑らないように、爪も切ってくださいました。そのあたりの気配りが名医たるゆえんなのでしょう。ありがとう、佐藤先生。
ポトフ
2011.10.06 Thursday | category:日々是好日
どうです、美味しそうでしょう。荒挽きソーセージばかり目立ちますが。じゃがいも、にんじん、玉葱、荒挽き、ベーコンを山の湧き水で沸かした湯にぶち込みコトコトコトコト・・・待つこと15分。塩っけは荒挽きやベーコンで、胡椒少々、ブイヨンで味を調え、はい、出来上がり。
鍋は昔戦争の時に兵隊さんが使っていた奴と同じで、正式には兵式飯盒というらしいです。奇妙なくびれを持つこの容器は焚き火でもうまく米がたけるように工夫された形なのだそうです。また腰に下げた時にぶらぶらしないように体にフィットできるような変形に作られています。
不肖事務局が中学生の時に、東京都で一番の高みの雲取山に先生に引率され登山した時に使用した炊飯用具が、この飯盒でした。今の時代にはあまり見かけないと思いますが、嬉しいことに山仲間が今回これでポトフを作ったのでとても嬉しくなり、何度もお代わり。美味しかった。重量を限りなく切り詰める努力が要求される山登りで、重い根菜類をあえて持参しシンプルでも美味しい食事をあえて作る贅沢さ・・・やめられませんね。もちろん、自然の冷気でうまい具合に冷えたビア、重くても辛党にはなくてはならない焼酎も登る苦労を忘れさせてくれるおクスリです。

ここは新潟と群馬の県境、後方の仙ノ倉山を前に撮影を終えた写真家木津さんが強い北風に吹かれながら今晩のメインメニューのひとつ、ポトフのイメージングを始めたところです。とは言っても、お肉や野菜を入れるだけの簡単料理ではありますが。

標高1700メートル。晴れ。夕凪。午後5時の気温4度。薄いシート一枚のテントは夜の冷気がもろに体を襲いますが、ポトフの暖かいスープと仲間との楽しい会話が寒さを吹き飛ばしてくれます。
西高東低
2011.10.02 Sunday | category:日々是好日

「北日本中心の冬型の気圧配置となりますが、次第に西から高気圧に覆われてくる見込みです。 このため、曇り時々雨となるでしょう・・・」
明日から撮影取材で新潟群馬の県境エリアに踏み込みますが、天気が周期的に変わる雨の日が多い季節なので悪天予報がなんとも恨めしく、腰が重くなります。山の稜線1500メートル付近の朝10時半の気温が5度、天気は霧雨ー稜線の小屋のおやじさんからの情報です。ここで幕営(テント)するので余計に夜中の寒さが気になります。
上空1500メートルといえば、天気予報を聞いていると、ああ、あの「シベリアからの寒気団」だなとだいたいの方は察しがつくと思います。その高さで気圧が850hPaで気温-6℃未満の時に雨が雪に変わり、-36℃未満で大雪、-42℃未満にもなると豪雪が降るそうです。
東京で暮らしていると「西高東低」と聞くと、冷え込みがきつくても天気はすこぶるよく、富士山もくっきり見えるいい日のことなのですが、明日向かわんとする谷川連峰の県境には、このような気圧配置の日には日本海から次々と鉛色の雲が押し寄せ、谷川連峰の稜線にぶつかり、滞留しつつ滝のように群馬県側の山裾に向けて流れるんだそうです。
見てはみたいものの、雨だといやだし・・・